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第68話 宣戦布告

مؤلف: O.T.I
last update تاريخ النشر: 2026-06-25 16:13:07

「俺がエステルをどう思っているのか……」

クレイはアルドの問に答えられない。

物心付いたときから一緒にいた幼馴染の少女。自分にとっては手のかかる妹のような存在。それ以上でも以下でも無い特別な想いなど抱いたことはなかった。

……そう、彼は思っていた。

しかし、先程の叙任式でドレス姿のエステルを見たとき、彼の中で何らかの感情が芽生えた。

普段見慣れない彼女の女性らしい姿を見たから……ではない。いや、確かにそれも心が動いた要因かもしれないが……一番の原因は、そんな姿でアルドの隣に立っていたからだ。その姿は、そう……まるで、王と王妃のようだった。

それを見た彼の心に芽生えたのは、まだ彼自身では認識していない感情……『嫉妬』だった。

「お前にはハッキリ言っておくぞ。俺はエステルに惚れている。出来れば、王妃として迎えたいと思っている」

「お、王妃……!?そ、そんな無茶な……!?」

「無茶ではない。確かに平民の彼女を正妃にするのは色々と煩いことを言うやつもいるだろうが……」

「あ、いえ……そっちじゃなくて……」

「?」

クレイが言いたいのは、『アイツを王妃にするなんて……アンタ、国を滅ぼす気か!?
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